1)六義園コンサート(06.11.18)

フレーベル1 フレーベル2 文京区の六義園で行われた野外コンサート


文京区の六義園のしだれ桜の広場でフレーベル合唱団のコンサートが開催されました。入園料以外は一切不要の野外ミニコンサート。(約30分)

まず、高学年の団員だけで数曲の合唱があった後、低学年の団員が合流しました。
曲目は童謡や唱歌など、誰でも耳にした曲が主体で、なごやかなムードでした。

ただ野外ということもあり、マイクが通らず、ボリュームがやや不足気味なのが少し残念。

団員の1人が、「皆さん、この唄を知っていますか?」といって歌ったのは、ヘーベルハウスのCMソングでした。(これはご愛嬌でしたが、皆さんに受けていました。)

観衆は、このコンサートを目的に来られた方は6割程、残りは、たまたま六義園を訪れていたお客様のように思えました。(あくまで推測です。)

六義園では、庭園や花を撮影するため、1眼レフなど本格的なカメラを持たれた年輩の方が多いのですが、その方々が次々に合唱団に向かってシャッターを切っています。これも野外コンサートならではの情景なのでしょうか。

普通のホールでしたら、撮影や録音は絶対禁止なのですが、団員の皆さんも全く気にしない様子ですので、私も安物のデジタルカメラで撮影させて頂きました。

フレーベル合唱団は、これ1回しか鑑賞したことがありませんが、こんな可愛いコンサートが六義園では頻繁に開催されているようです。東京の方は本当にめぐまれていると思いますよ。是非、行ってみて下さい。

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2)六義園コンサート(08.10.18)

フレーベル1 文京区の六義園で行われた野外コンサート


2年ぶりに六義園コンサートへ行ってきました。満足でした。

新幹線で東京に着いたのが11:30、コンサートは13:00からなので、山手線の駒込で下車せず、大塚まで行き、南口からすぐの商店街にあるトンカツ屋「とんかつ ゆう」で昼食です。

どこにでもあるような店ですが、東京時代から行きつけの店でしたので。(本題から外れますが、東京はトンカツが旨いです。東京人は蕎麦と同様にトンカツにもうるさいのかな・・)

※追記。残念ですが「とんかつ ゆう」は数年前に閉店されております。


快晴の好天が、一転して曇ってきましたが、「しだれ桜」広場で待っていると12:55頃には合唱団がやってきました。拍手の中で合唱開始です。伴奏はカラオケで、スピーカーの音量に比べて、少年達の声量がやや弱い感じですが、野外なので仕方がありません。

プログラムもありませんので、歌の題名などは書けませんが、誰でも知っているポピュラーなナンバーが続きます。聴いていて全く飽きません。また歌う前に、団員がコメントをくれるのも可愛くていい感じです。

さて、数曲が終わったところで、年長の団員が「僕達の今年の活動報告をします」と言って、いきなりエイブルのCMソングを歌い出しました。「この歌は何のCMかご存知の方はいますか? ご存知の方は手を上げて下さい!」(おいおい、CMソングですよ。商品名連呼ですよ。)

「正解の方、先着6名様には僕達のグッズを差し上げます」といって、パラパラっと手の上がった観衆の方へ歩いていきます。答えているのは団員の父兄か関係者のような感じです。私も喉から手が出るほど欲しかったけれど、自重しました。その後、化粧品や小学館の雑誌など計3曲のCMソング、最後に映画「ゲゲゲの鬼太郎」の歌を少しだけ披露。

次は、定番ソングになっているアニメ「アンパンマン」のテーマソングですが、会場に来ている小さなお子さんも前に出て一緒に歌いましょう、との呼びかけに1人の幼児が連れ出され合唱開始です。この幼児、生まれて初めての緊張状態だったのでしょう。終わった後、駆け戻り、お母さんの胸に顔を埋める姿が微笑ましかったですね。

ずっと昔のNHK教育番組の主題歌「地球が教室だ?」や「リサイクルの歌?」(2つともタイトル名は自信ありません)、など数曲を歌って本日の演奏会終了です。最後の挨拶が粋でした。

普通のお辞儀ではなく、西洋の騎士のように、胸の前で肘を90度に曲げたスタイルのお辞儀をして退去です。ちょっと小生意気で、ちょっと可愛い感じでした。この文章で判りますか?お辞儀の瞬間の写真でも探してみます。
東京近辺の皆さん、こんなコンサートを毎月鑑賞できるんですよ!

フレーベル2 独特のお辞儀スタイル


追記です。(右の写真)
お辞儀の写真を追加しました。片膝を着いているように思ったのですが、両足は立ったままですので、西洋の騎士ではなく、召使いのようなスタイルですね。でも、ちょっと生意気でいいですね。


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3)第51回定期演奏会(11.11.02)

フレーベル1 定期演奏会のチケット(指定席)


初めての定期演奏会鑑賞でした。
フレーベル少年合唱団の定期演奏会は、すっと平日の夜開催されるようでしたので、大阪に戻ってからは行くことが困難でした。関東在住時に合唱団の事を知っていれば、と悔やんでいます。

今回も行く予定は無かったのですが、急遽仕事を休む事にして新幹線で東京へ。13:00頃、錦糸町に到着しました。

トリフォニーホールのチケットセンターへ行ったところ、当日券は扱っておらず、開場時に主催者から購入して下さいとのこと。(仕方がないので、TOHOシネマズ錦糸町で映画を見て時間をつぶしました。)

フレーベル2 すみだトリフォニーホール


映画を見ても、まだ時間があったので、間近に見えていた東京スカイツリーの根元まで散歩。写真を撮ったりと田舎モノ丸出し。

17:45から当日券の受付開始。「一人ですか」と怪訝そうな顔で言われても今は平気です。全指定席ですが、シネコンのように希望は聞いてくれません。でも前の方の席でラッキーでした。

なぜ指定席なんだろうと思っていましたが、広い会場でも、観客が前列から詰めて座るので、まとまり感があります。自由席だと歯抜けのようなバラバラになり、舞台で歌う団員達も乗れないだろうと思います。

■Part1

さていよいよ開演。オープニングはフレーベル少年合唱団の団歌。低学年や年少の団員が多いのですが、地方の少年合唱団の寂しい人数を見慣れている目には、結構な大人数です。

Part1はアメリカ民謡をたずねてと題して「マクドナルドじいさん」、「森のくまさん」、「峠の我が家」、「金髪のジェニー」、「オールドブラックジョー」、「夢路より」の6曲。

最初の2曲は全員での合唱ですが、ちびっ子達の元気な声が中心。ああそうだ、六義園コンサートでもフレーベルは童謡を中心に歌う児童合唱団だったんだ。ボーイソプラノの響きを聞かせてくれる少年合唱団ではなかったのか。これはこれで可愛くていい。でも少し物足りないなあ。

しかし2曲終了後、低学年の団員(A組)が退き、高学年団員(S組)だけが残りました。それでも20人近くと大所帯な方です。このS組になって、それまでと180度変りました。素晴らしい少年合唱!

さすがは東京の合唱団。全員のレベルが高い。このフレーベル少年合唱団の声は柔らかくて、優しい、ちょっと語弊がありますが女性的な少年合唱のように思いました。それに対して東京のもう一つのTOKYO FM少年合唱団は体育会系、男性的な少年合唱。ハードなTOKYO FMに対し、ソフトなフレーベル。本当に甲乙つけがたい感じです。

■Part2

Part2は地雷のあしあとと題した合唱組曲から8曲。これもS組だけの合唱です。最初は知らない曲が8曲も続くので、少し退屈するかなと思ったのですが、いやいや本当に聴き惚れてしまいました。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で荒れた大地に住む少年やピアニストの絶望と希望の詩。本日のメインにふさわしい合唱でした。

フレーベル2 ロビー(葬儀場ではありませんよ)

■Part3

休憩をはさんで、Part3は元気に笑えと題して「元気に笑え」、「ピアノのゆめ」、「だれも知らない」、「こばんざめのジョジョ」、「生きているそれだけで」の5曲。このパートは低学年のA組と、さらに年少のB組だけの元気な児童合唱。

保護者の方が多いのでしょう。観客席が一番盛り上がっていたパートでした。幼稚園の運動会のような微笑ましい光景です。最後の「生きているそれだけで」。この大人の歌詞を、ちびっ子達が歌うのに最初に違和感もありましたが、最後は少しウルっときたりして。

■Part4

最後のPart4は明日へ向かってと題して「新しい世界へ」、「あしたのうた」、「ひろい世界へ」、「アメイジング・グレイス」、「ユーレイズミーアップ」、「Believe」、「アンパンマンマーチ」の7曲。

最初の5曲はまたS組の素晴らしい少年合唱。特にアメイジング・グレイスはソロもあって感動。最後の2曲はA・B組も加わり大合唱。アンコールは「手のひらを太陽に」。そしてオールラストは再び、観客も一緒になって「アンパンマンマーチ」でした。

退場の時、S組少年達は、あのお辞儀をやってくれました。右手を高く上げて(ハイル・ヒトラー!のポーズ?)、その手をそのまま胸の下へ曲げて召使のように。大拍手です。

■さいごに

優しい歌声に本当に心が安らぎました。団員の制服もベレー帽と短い半ズボン。地方ではベレー帽や半ズボンを制服にすると、子供達が嫌がって誰も入団しなくなるため、どんどん制服が変る中、きちんと伝統を守れるのは東京だけなのかもしれません。

低学年の団員達が、お兄さんのように素晴らしい少年合唱を受け継いで、いつまでもいつまで活躍して貰いたいものです。あと、定期演奏会はできれば休日に。(終演後、錦糸町から池袋の西口公園へ。大阪行きの高速夜行バスは満席。運賃は新幹線の4割程度とお安いのですが、眠れませんでした)

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